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Crystal Mind ブログ~ココロのカタチ~

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世の中の、あらゆる日常の、関わる人への思い、感動、気づきを、心理カウンセラーが綴るブログ。

アダルトチルドレン

最近、ある話の中で、
「会社の社長や経営者ってアダルトチルドレンだらけだよね」 
といった声を聞きました018.gif

だらけとは、もしかすると言い過ぎなのかもしれないし、その仲間うちでは本当にそうなのかもしれないし、その辺は定かではありませんが・・・。

アダルトチルドレン(AC)とは、大人になりきれない子供みたいな大人、という意味ではありません。
勘違いをしている方が、どのくらいいらっしゃるのかわかりませんが、正確には

機能不全(家庭内暴力・アルコール依存症の親のいる家庭)の中で育てられた子供が、大人になってからも様々な心の傷を持って生き続け、対人や恋愛、あらゆる人間関係のコミュニケーションがうまくいかず苦しんでいる人たちのことをいうと言われています
045.gif

彼らの育った家庭は、親が親として機能していない、子供が子供として機能していない、機能不全家族なのです。

アダルトチルドレンは病気ではなく、『概念』です。
この植えつけられた概念を、自らが違う概念に変えることが出来れば、彼らはもう、アダルトチルドレンではないという風に言えるでしょう。

更に、最近は、アルコホリック・暴力・・だけではない、親から受ける何らかの状況により、歪んだ信念を持つAC傾向が増えている感じです025.gif

なぜなら、ACの親に育てられたACは大人になり、結婚して子を持つと、やはり、子供をACにしてしまう傾向があるからです。
どういうことかというと、ACの世界には、「普通」と違う、考え方のある特徴があります。
その狭い世界観(家族)の中で、無意識に歪んだ信念を持って大人になるので、あらゆる人と接する中で自分と他人との違いに違和感を感じたりします。

ACは概念ですが、とても深く、自分の将来を大きく揺るがすほどの強力な力を持っています。
そして、概念ですから風邪薬のような処方箋はありません。
自覚して、より良い自分の将来や大切な家族のために自らの力で変化していく事がとても大切です。
積極的にこの狭い世界観から抜け出ようと頑張っていた、ACやアルコホリックの自助グループに参加したことがありました。
他力本願じゃいかない世界です。自分で自分を良くしていくために必死に自分と向き合っていく大切な空間です。そのひたむきな姿に感動を覚えました。

私が思うに、一番厄介なタイプというのは

ACなのだけど、それを認めないもう一人の自分が他人事のように、あ~そういう人いるよね・・大変だねって、平静を装っている人。

「AC」という概念を自分にラベリングする事によって、逆に居心地の良さを感じている人。

このあたりでしょうか。

これらの人に共通している事は、「ちゃんと自分を見ていない」って事です。
とはいっても、誰に迷惑をかけているわけではないし、わざわざ深く考えなくても生きていけるし・・そんなふうに思うかもしれません。
それはそれで構わないのですが、懸念したいところは、そんな人が大人になり、結婚をし子供を育てる立場になった時です。
再びルーテイン現象が起こり、一番被害にあうのは、「子供」なのです007.gif

結婚した男女が二人ともACの可能性というのもオオアリです。
その二人の間に生まれた子供はとても大変です。

ACは、依存する傾向が強く、本当の恋愛なのか、見捨てられるのが恐かっただけなのか、必要とされたくてしがみついていただけなのか、「自分」という価値基準や「普通」がちゃんとしていないので、そのままの勢いで結婚してしまうと、本来「自由」であるべき子供が、ママやパパ以上に大人になって、面倒を見なくてはならなくなります。

そうして、狭い世界観の中で育てられた子供も、やはり、パパママ達がそうであったようにACになる傾向があります。

さて、ここで、ACの特徴と対策をかるくあげてみましょう。
ここにその狭い世界観が作られています。

・ACは何が普通かわからない
自分の親のようには決してならないと決めた。私は絶対幸せになるのだと決めたとしても、どんな事が本当の「幸せ」なのか、幸せ、や、普通の基準がわからないため、テレビドラマのような過剰な幸せを理想としてしまう。

・ACは本当の事を言っても構わない時に嘘をつく
もっとも嘘をつくといっても、自分の本当の気持ちを言わない、というだけの事かもしれない。
しかし、相手があなたの口から出る言葉を全て疑うようなハメにならないように気をつけなければならない。

・ACは自分を厳しく責め立てる
愛すべき存在ではないと思っているので、当然のように自分や相手のあら捜しをしてしまう傾向がある。客観的に自分をじっくりとみつめる事で、相手や自分を批判するという悪い癖が出なくてすむ

・自分の思い通りにならない変化に過剰反応する
動機がどうあれ、自分が過剰反応をして相手を許せないと思ったのは相手が問題なのではなく、変化に対応できない自分のあるACの部分が反応しているのだと、はっきりと認めるのが正当。

・ACはたえず相手に気にいってもらおう 褒めてもらおうとする
あなたのよさを認めてくれて、感情を正当化してくれて、支えてくれる人を求める。更に自分を偽ってでも相手に気に入られようとする。そんな関係が過剰になると「依存」になる。
なぜこんな事が起こるのかというと、自分に自信がないため無理をしてでも相手に依存する。
あなたは、自分で自分の価値を理解している必要があるし、相手の評価に左右されないだけの自信を持つ事が必要になる。

・ACは相手に対し忠実すぎる
忠実さは最大の長所でもあり、最大の弱点でもある。
素晴らしい美点でもあるが、その前に相手を見定める目が必要。
許しがたい行動をとっている人に対しても忠実であり続けるのは間違い。無意味な忠実さだ。
何でもかんでも忠実であれば良いというものではなく、一番大切なのは自分に対して忠実であるという事。

・ACは他にも何かいい方法はないだろうかと、こうしたらどういう結果になるだろうか、など、ちゃんと真剣に考えないまま行動するので、一旦行動するとあくまでこだわり、それを途中でやめることがなかなか出来ない。この衝動的な性格のせいで混乱や自己嫌悪に陥り、その後片付けに大変なエネルギーを費やす羽目になる。
衝動的な部分は、最大の敵。
あなたが自分の行動に完全に責任を持つのには、様々な視点から想定する「時間」が必要。
繰り返される失敗を最小限に抑え、うまくいったら、ラッキーだとか思うことなく一つ一つ丁寧に考えて進めた結果だと確認できる。


ホンの一部ですが ジャネットG・ウォイテイツ さんの本から一部抜粋させていただきました。

経営者にACが多いのはなぜかわかりませんが、もしそうなら、雇うスタッフ、社員を選ぶ基準が少し偏っているはずです。
そして、自分に依存傾向があるか、ココロの境界線を引く事がどういうことなのか、承認願望が強いのか、自分にちゃんと大切な価値を見出しているのか、振り返ってみると良いかもしれません。

ACな大人が増えているのなら、一人でも多くの方々が気がついて、概念を知る機会をもてたら、一般的にいう「普通」や「幸せ」の感覚を取り戻し、大切な人と共に心が安定した空間を作りあえるのではないでしょうか。


~ココロとカラダのトータルケア~
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by ortus34 | 2008-04-08 22:04 | 心のケア