心を楽にする方法

上の立場なのに、なかなか部下を叱れない人がいました。

当然、利益や、お客様からの評価や、部下の仕事ぶりを気にしていましたが、
例えば、部下の初歩的なミス、何度も同じ失敗を繰り返す、挙句の果てには遅刻や現場のトラブル・・・などの問題に対し、上司は、そこを注意し、教育し、成長に結び付けていく事がなかなか出来ず、甘やかしたり、優しく褒めるということで良くなってくれるだろうと願うばかり・・・。

飴とムチという言葉があるけれど、まさに「飴」ばかり与える上司でした。

では、なぜ叱る事が出来ないのでしょうか?

話を聞いてみると、上司自身も「怒る」という事に抵抗があり、昔は自分も、褒められて持ち上げられて、成長したいタイプだったという。

もう少し話を聞いていくと、昔、自分の父親が厳格で、怒ってばかりだったその姿が見苦しくて、そのような大人にはなりたくないと思ったということでした。

更には、嫌われ役が出来ず、保身欲が働いた。などが、怒れないという主な原因でした。

 この上司の場合、まず、「怒る」「怒られる」とは、どういうことなのか、じっくりと考える必要があるのではと提案しました。

同時に、過去の出来事に捉われ過ぎて、現実の妥当な判断力が鈍ってしまっているという事と、嫌われたくないと思う背景にはどんな事があるのか、考える必要がありました。

上司は、一つ一つの問題に丁寧に向き合うという事を始めました。

怒る方も怒られる方も、決していい気分ではありません。
ただ、怖い、とか、嫌われているかも、恨まれるかも、という後ろ向きな考えをめぐらせてばかりではなく、世の中、自分の事を真剣に怒ってくれる人なんてそういないもの。

怒る方も怒られる方の気持ちを考えて真心を真剣に伝えれば、その気持ちは必ず伝わるものです。

部下が、新しい自分への成長につながる、そのチャンスを上司は与えてくれているんだ、と前向きに気付くことが出来れば、おのずと、関係はより深い信頼を築く事ができるものです。

自分の人生と父親の人生は全く違うものなのだ、怒るということの新しい概念を見出すわけです。

このように、少しずつ絡まった糸をほぐすかのように、自分を解放していきました。

心を楽にする方法

それは
『過去の出来事に捉われすぎない』
という事です。

そして、過去にとらわれている自分がいたとしたら、一つ一つ、その問題に向き合ってみるという事です。

そうすると案外、なんだ、こんな単純な事で、いつも上手くいかなかったのか・・
なんて思う時がきます。

「今ここ」の自分をいきいきとさせるためには、心を楽にして、ちょっとだけ気持ちをシフトチェンジするだけでよいのです。

いつも見慣れた、周りの光景や人間まで、随分違って見えてくるものです。
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by ortus34 | 2007-02-21 23:50 | 心のケア

世の中の、あらゆる日常の、関わる人への思い、感動、気づきを、心理カウンセラーが綴るブログ。


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