思いを馳せるということ

目には見えない、人それぞれの心の流れ、というものがあります。
毎日、同じ空間で、同じ仲間と、同じ仕事、同じ時間を共有していても、「内なる部分」では、全く違う流れをしています。

その人が、どのような家庭環境で育ち、どのような経験を今までにしてきて、何を思
い、何を感じてきたか、という背景もあるでしょう。

家族の間でも、恋人たちの間でも、いつも一緒にいるから、なんでも思いが通じるわけではありません。
一つのテーマをとっても、皆それぞれの考えがあります。

毎日、違う流れがある中で、何気なく生活や時間を共にしているのです。

お互いの心の流れを尊重するには
相手の気持ちを大切にする事が一番大切なことです。

相手を大切にするとは、無理に理解しようだとか、話を合わせよう、わざわざ時間を作ろう、ということではありません。

相手の心の流れを一緒に感じてあげるだけでいいのです。


例えば、「想像」してみてください。
今、あなたの目の前に、ペットを買っている二十一歳の友人がいたとします。

「昨日、飼っていた猫が死んじゃって・・・。」

急に、友人はうつむきながらこう言いました。
この時点で、あなたは友人に対して、何と、声をかけてあげますか?

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更によく話に耳を傾けてみましょう。その猫とは、こんな出会いがありました。

友人が小学3年生だった頃、学校の帰り道の脇に、段ボール箱に捨てられていた猫を見つけました。

覗いてみると、とても可愛らしくこちらを見てニャーと鳴いています。
可愛そうに、こんなところに捨てられて、でも、うちは、ペット飼っちゃいけないって、言われているし、ごめんね。また明日来るね。

次の日、また、次の日・・・、小学生の友人は、猫の事が気になります。
昨日は雨だったなあ。ずぶ濡れで、風邪引いていないかな?お腹すかせていないかな?
家のおかず、学校のミルク、少しずつ、その猫のために、用意して食べさせてあげました。可愛い顔をして美味しそうにパクパク食べています。

ある日、友人はこう考えます。

道の脇のダンボールに入っている猫が、うっかり道路に出て、車にひかれちゃったりしないかな?
そう考えただけで、もう、気が気ではありません。
急いで、猫のいる場所へ向かい、ダンボール箱を抱え、走り出しました。
気がついたら、家の前まで来てしまいました。

友人は、お父さんとお母さんに怒られてしまうかもしれない覚悟で、息を切らしたまま、猫の話を始めます。
「ちゃんと責任を持って、大事にするから、お願い、おうちで面倒見てもいい?」

お父さんとお母さんは、子供の、これまでの子猫に対する思いと、熱意に負けて、
両親は優しくこういいました。

「今日から家族が増えるなあ。」 「賑やかになるわね。」

その日から、小学校の卒業式、高校の卒業式、何かの記念写真には、いつも猫を抱いて笑顔で写っている友人の姿がありました。
友人が二十歳になった時、振袖姿の腕に優しく抱かれて写真に写っているのは、やはりその猫でした。

それから、わずか一年後の事です。
十年間、友人と共に過ごし、愛され続けて、幸せな人生を送る事ができた事を誇りに思うかのような、優しい表情をしたまま、猫は天国へ旅立っていきました。

これが友人にとっては昨日の出来事です。

ここまでのお話を聞いて、改めて、あなたは、友人になんと声をかけますか?

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先ほど、同じ質問をしたときに比べて、あなたの心の感じ方の違いに、気がついたと思います。
声をかけるどころか、何も言えずに、ただ、寄り添ってあげる事しか出来ないかもしれません。
相手のさりげない言葉の裏側には、様々なストーリーがあり、思いがあり、命が流れています。

どんな思いで、どんな悲しみを抱えて、今ここで、私にこんな事を言っているのか、

そんな部分に思いを馳せてみましょう。

そうすると、そこには、心から、自然に、言葉であったり、表情であったり、相手を思う優しさ、というのが溢れ出てくるものです。

改めて、身近にいる人との何気ない「コミュニケーション」って、大切だと思いませんか?

時折、お互いの心の流れのチューニングを合わせると言う事は、今の、あなたと相手の考えや感じている事の違いを知る事にもなるし、そこからまた、色々、気が付く事ができるのです。

相手の心の流れを大切にする思い」って大切ですね。


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by ortus34 | 2007-04-13 13:11 | 心のケア

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