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ウルルン滞在記

昨日、何気なくチャンネルを合わせてみていた 「世界ウルルン滞在記」 035.gif

俳優の大東俊介さんが、ニューギニア島にいるバテロ族と共に過ごすお話でした。


バテロ族が住んでいる村は小さな村で、村の皆で力を合わせて生活をしています。
大東さんも、村の男の人たちと同じ格好をして、バテロ族の皆さんとしばらく過ごしながら、感じた思いを伝えているのを見ていたら、こちらの心にも響いてきて、はっと思わせられました045.gif

「イメージしていたジャングルと、実際のジャングルは全然違う。」
自然の実態を目の当たりにした様子でした。

村の男達と一緒に狩りに出かけて、小さな獲物を目の前にみせられ、
「お前がとどめを刺せ」といわれ、弓矢で首元にグサッと、とどめを刺す大東さん。
一見あどけない顔をしている獲物なんです(名前を忘れましたが)。

「これが狩りや・・・」
表情には笑顔がありません・・

一家の大黒柱である男達が狩りをして、家族たちの食糧を手に入れる。
久しく肉を食べていなかっただけにその日はご馳走。
女性や子供たちが料理する。

「いただきます」ってこういうことなんやなあ・・
「ご馳走様」ってこういうことなんやなあ・・


彼の口から出てくる言葉には、心からしみじみ感じた素直な思いが伝わります。


バテロ族の暮らす村には、日本で生活必需品となている家電やインターネット、携帯や、車、何もありません。

でも、ここの皆さんは、ものの考え方も、人を思う気持ちも、それぞれの立場を重んじて行動する事も、判断する力も、私たちと全く変わりません026.gif

いや、もしかしたら私たちよりも人間らしい心を持っているのかもしれないと思いました。

その上、子供たちはとっても元気で無邪気で、ささいな喜びを全員で体いっぱい使って分かち合います。
大東くんは、村の子供たちに、「変なおじさん」の踊りを教えていました。
子供に混じってお母さん、お父さんも一緒になって踊って大笑いしています。

私たちのように、旅行へ出かけたり、テレビやネットを通して色々な情報を知っていたり、経験や体験は少ないかもしれませんが、私たちが持っていないものを彼らは持っています。
私たちが必要なものを、彼女らは当たり前のセンスで持っています。



村長さんは言っていました。

「便利なものが村にくれば、それを持っているものを羨ましく思い、もっと欲しいと思う。そして、やがて争いが起こる。知らなければ、皆が平等で平和でいられるものだ。」

純粋な心を持っているだけでなく、他人を思いやる優しさの深さを感じさせてくれました。
滅多に来ない、よその国の者を村へ招待し、もてなす姿も、よそよそしい距離もなく、戸惑う事もなく、してあげている感が漂うおごりもなく、自然に、ごく自然に大東くんと心通わせています029.gif

自然の素材を生かした村の生活必需品は全て揃っています。
心はとても豊かです。 
村全体が優しさで包まれています。

足りないものなんて何もないように見えました018.gif


改めて、日本と比べると、物が便利で、何でも揃っている国のはずなのに、うつ病が増えていたりします。
子供のいじめ問題、殺傷事件に、自殺問題・・・。


人とのコミュニケーションに、
「こんな仕組みや仕掛けがあります。」 「こんなスキルが必要ですよ。」

・・・・なんだか、ばかばかしく思えてきました。


自然というものから、離れれば離れるほど、人間は生物としてエラーが起こるのだろうなあ。


最後の別れのシーンは、なんだかウルウル・・・
まさにウルルン滞在記でした001.gif


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by ortus34 | 2008-06-30 12:06 | コミュ二ケーション

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