依存大国日本から、自律大国日本へ


「わかっちゃいるけどやめられない」

これが依存症の基本的な構えでしょう013.gif


依存といえば、昔はアルコール依存症が主でした。
しかし、今は依存症も多岐にわたり、


物であれば


「食べ物依存」 「薬物依存」 
「ニコチン依存」



行為であれば


「ギャンブル依存」 「買い物依存」 
「仕事依存」 「ネット依存」



今では人に依存する人も多くいるようで


「恋愛依存」 「家族依存」 「SEX依存」 
「DV ドメスティックバイオレンス」



など。


日本では、戦後、高度経済成長と共にアルコール依存症が増えていったといわれています。


平和を取り戻す中で、結婚、出産が増え、
一方でアルコールなどあらゆる繰り返しの悪い習慣(し癖)
も増え始めました008.gif


自己を律する意思があれば、依存症にはなりませんが、


この依存症というのは、私達が生きている、国の歴史や地域、文化、社会事情、家庭環境・・・

このような根本的なところから依存症の人々を生み出しているという面もあります。



この依存症は、一種の現代病ともいわれています。


物や行為にのめりこんでそこから抜け出せず、セルフコントロールができないと、日常の仕事や人間関係に支障をきたします。


ドラッグは脳障害を引き起こし、摂食障害は肥満や、病的にやせて体や精神面に支障をきたします。


DVや児童虐待は相手に打撲や骨折など深い怪我を負わせてしまいます007.gif


この依存症で一番大変なのは、まわり(家族や関わる人たち)をも巻き込んでしまう事です。


ホント迷惑だなあ!!と思う気持ちだけならまだましです。


その迷惑な行為から、まわりの人間は、体に、あるいは心に深い傷を負い、歪んだ心が誤学習をはじめ、
その後の人生に大きく影響を及ぼしてしまいます


依存症の人の、一つの些細なやめられない事が、
関わる人や、家族の全ての悪循環の始まりとなってしまいます。


例えば、戦後のベビーブームに生まれた昭和20年代前半の方々が、大人になり、結婚して
たまたま、アルコール依存症の夫の暴力が、妻をDVで苦しめているとします025.gif


当初は気がつかないかもしれませんが
お酒にはしったり、暴力を振るう男性を選ぶ女性は、側でどんなに辛い思いをしていても、
なぜか離れられず、世話を焼き続ける人が多いのです。

これが共依存関係です。


心理学や、自分のココロと向き合う事の重要性など、全く無関心だった昔の日本では、
自分の身に何が起こっているのか、わからないまま、
我慢や忍耐、結婚とはそういうもの、などという日本人気質的な部分が概念的に捉えられ、


第二次ベビーブームを迎えます


純粋な愛を与えることも出来ず、独りよがりな父の暴力の矛先は
やがて生まれた子供たちに及びます。


暴力を振るう父、顔にあざを作り続け、辛い思いを繰り返しながら矛盾な世話を焼き続ける母、
そんな姿を見ては、娘は絶対こんな父のような人と結婚はしない。


息子なら、俺は絶対お酒にのまれて手をあげるようなだらしない男になるもんか!

こんな二人のような結婚はぜったいしないぞ!

と強く心に誓います。


それどころか、子供はだらしがない父の面倒を、
心が歪み始めた母の世話をしなければなりません。

家族のぞれぞれの立場の役割を果たせず、
機能不全な状態を何とか機能させるために、子供たちが頑張ってしまいます。


これが、家族依存の始まりです


一見 「良い家族」 に見えるケースでも、蓋を開けると様々な問題を抱えています。

教育や子育て、という名の 「愛情の支配」 は子供への暗黙のプレッシャーとなり、歪んだ心を生み出します。

いずれも、自由な感情、子供らしさを欠いてしまい、
いつも親の顔色を見ながら過ごしてしまいます。


何よりも 「安心」  を奪われているので、やがて情緒不安定になります。


アダルトチルドレンの誕生です。



そして、子供たちは、やがて大人になり、恋愛や結婚、自立や成長など、人生の大事な節目に、
この精神面のゆがみが表面化していくのです。
アル中の父と世話焼きの母のように



どうしてこんなに上手くいかないんだろう。
どうしてこんなに生き辛いんだろう。



あんなふうには絶対なりたくない。
なのに、だらしのない父に似たようなタイプの人を好きになり
同じように暴力を受けたりします。


なぜ?

過学習です。

本来の幸せな夫婦のあり方、家族の在り方、を、体感として知らないからです。
出会いの中で自分の体感した雰囲気に懐かしさを覚え、親近感を抱く。
矛盾の中で、無意識に呪縛の鍵穴にカチッとはまる人を探しているのです。


まさに鍵と鍵穴。


第二次ベビーブームの子供たちは、今、30代後半になりました。

ようやく、今、心理学というものや、心に栄養を与えてあげることの大切さ
自分を愛する事の大切さ・・・。


そんな部分に、触れることのできる時代に変化してきました。

既に結婚して子供のいる人も、まだ未婚の人も、色々な思いを抱えながら、
何が幸せということなのか、何が一番大切なことなのか、模索しながらここまで生きてきたと感じる人も多くいる事でしょう。


離婚を決意し、新たな自分をやり直す人もいるかもしれない。

共に、コミュニケーションの努力を始める人もいるかもしれない。

子供への向き合い方を見直す人もいるのかもしれません。




さて、このベビーブームの後に誕生した子供たち、
今20代~30代前半の人達はというと、

更に心の問題は、深刻かつ複雑になっているように思います。


戦後、高度経済成長を経て、バブル崩壊
飽和、ゆとり、情報過多な時代になりました。



生まれた時から、まわりに既に便利なものが揃っているので、
考えたり、悩んだりする力を必要としなくなりました。


依存症は、社会の豊かさが生み出した現代病でもあります。
それが人々を孤独にしている節もあるのかもしれません。



愛の欠乏感を感じながら、恋愛や結婚、要するに 「人」 ではどうにも満たされず、
目の前のアディクション(依存)行為に走って気を紛らわします。


今は、色々依存できるものも増えました。


依存症の人というのはもともと未熟な人格であるといえます。
情緒不安定で、いつも誰かに、何かに頼ろうとします。

その反面、周りの人々に攻撃を仕掛ける準備は出来ています。


豊かさと共に生んだ心の貧しさ・・・。


そんな精神的側面を抱えている人々は、非常に多いのだと感じます。


恋愛や結婚で幸せを築くことが、少し不器用でなかなか上手くいかない。
そんな若者の暮らす現代は、経済事情も悪化していて
就職したくても出来ない方々が非常に多く、
給料もボーナスもカットされ悪条件の中で何とか働いているので、


今の、恋愛や結婚に対して消極的な男女の背景には、
社会的問題と精神的問題の両方が
重くのしかかっているのだと思います。




生涯未婚、晩婚化も進んでいるようです。
http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/mariage/12.html


なかなか人前では安易に公表できない家庭内のゆがみ、
ココロが情緒不安定、依存症、うつ、現在の自分の自覚症状は・・。


一筋縄ではいかない恋愛・結婚事情の裏側には、
こういった精神的背景が問題となっている側面もあるのだと思います


さて、こんな時代を乗り切るべく
今、私達がするべき事。


共依存、アダルトチルドレン、アルコール依存、ネット依存、ナントカ依存。依存大国日本を・・・


自分の足で立ち上がり、自分の幸せを築くチカラを養い
自分のココロときちんと向き合う。


自律大国日本!!


に、変化させる事が大切なのではないかと思います。


一人一人の力で、親や家庭環境の中で刷り込まれた誤学習や思いこみ、
ボタンの掛け違え的な勘違いな思考、認知のゆがみ、悪習慣・・・

そんな心のキズやトラウマや 色んな「上手くいかない」を、
少しずつ克服していって頂きたいと思います。


まずはいろんな事があって、色んな仕組みがあって、
こんな自分が出来上がっているんだということを受け入れてください034.gif


自分のココロで確かな事を感じ、
自分の責任の下で、生きている事実を認識しましょう。


可能性を感じるなら、小さな変化を続けましょう。


依存症やACであった、野口英世や、クリントン元大統領は、親の姿を反面教師として、一生懸命努力し、
自分の力で立ち上がり、偉大な人物として、世間に良い影響を与え、自分の人生を切り開いていきました。


自律大国日本。

可能性を信じて

プラスのチカラを分け合い、程よい距離感で支えあう
誰もが望む、地に足のついた、幸せにたどり着けたら

負の連鎖は変わるでしょう。




~ココロとカラダのトータルケア~
☆Crystal Mind☆ 



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by ortus34 | 2009-06-12 19:22 | コミュ二ケーション

世の中の、あらゆる日常の、関わる人への思い、感動、気づきを、心理カウンセラーが綴るブログ。


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